「Factory diary」カテゴリーアーカイブ

大阪でも雪が積もりました。

9日土曜日は朝から雪が積もりだし営業日だったのですが、交通網も乱れて誰も来られなくなりましたので、午後3時頃に閉店させて頂きました。
e30に雪が積もる風景が珍しくて写真を撮っておきました。
BMW E30には4WD車が存在します。実は一度も見たことがありません。
iXと言うネーミングです。フロントの足回りや、OILパンの形状など違うと思います。カブリオレの様に専用パーツが沢山あるんでしょうね。2WDに使える面白い流用パーツなどあるかも・・・興味津々です。ご存じのかた教えてくださいませ・・・

BMW E30 キーシリンダーの組み換え

いたずらをされてキーシリンダーが潰されて、運転席だけ別のキーで面倒だと感じておられる方もいるかと思います。
キーレスエントリーが装着されていればあまり気にもならないって方もおられますが、キーシリンダーさえなんとか脱着出来れば、キーを合わす事は以外と簡単です。写真はBMW E46のキーシリンダーですが、キー本体が外溝であろうが内溝であろうが、キー合わせの基本は同じです。写真の下の小さなチップの組み合わせで元々のキーに合う様に組み換えするのです。根気さえあれば出来ます。
以前はキーシリンダーリペアキット(組み換え出来るシステム)と言うのがE30用でありましたが、今はどうなんでしょうか?グローブBOXのキャッチやレバーも以前はバラバラでパーツが入手出来ましたが、今はASSYになっているようです。

スペアタイヤのお話

スペアタイヤは最近ではランフラットタイヤなども出現していますが、テンパータイヤという応急処置用の装着が一般的です。
BMW E30はスペアも同サイズのタイヤが標準装備でした。スペアタイヤの空気圧は思った以上に必ず減ります。特にテンパータイヤの圧は減少が多いと思います。
走行しているタイヤは温度などで圧が上下しますのでスペアよりは減りにくいのです。トランクに荷物が沢山あれば、空気圧の点検も面倒ですが、必ず最低1年に一度はチェックした方が良いと思います。パンクして、付け替えてみると圧が少なく走れない・・・では遅いのです。トランクの荷物を下ろさなくても空気圧の調整が下廻りから出来るE36tiを見たことが有るのですが、あれには感動しました。写真は国産ワゴン車ですが、ホイールを裏返しにして空間を小物スペースに確保している車両もあります、あれはもっと厄介だと思います。

オーディオの交換

BMW E30のCAR AUDIOの交換は1Dサイズしかスペースがありませんので、今流行の2Dの大きな画面は取付出来ません。取付には欧州車用1D取付KITが必要となります。大体各オーディオメーカーから約¥4,000から¥5,000くらいで発売されています。配線KITなどは発売されていませんので、オーディオに合わせて配線を作成するしかありません。少しオーディオに知識のある方なら簡単に取付出来ると思います。純正はカセット/ラジオ、オプションでCDオートチェンジャーですが、ほとんど故障して入れ替えている方の方が多いかも。カセットテープも随分無くなってきましたから、交換の時はCD/ラジオもしくはMD/ラジオにされる方が多くなりました。最近はほとんどのCD/ラジオではMP3など圧縮フォーマットも再生出来ますので楽しみも増えました。
デザイン的に純正を入れ替えるのをためらっている方も確かにおられますが、入れ替えてしまえば、音の良さや音楽の楽しみで忘れてしまうものです。実際私がそうですから・・・

E30 ウィークポイント VOL.5

BMW E30 WEAK POINT
パワーステアリングのOIL漏れで一番多く、また修理金額の一番安い所はインテークホースです。パワーステアリングのOILタンクからポンプに繋がるホースです。
パワステOIL量のチェックはタンクキャップにゲージが付いていますのでそれで判断します。下回りを覗いた時、左側のエンジンアンダーカバーが濡れているようなら、一度疑ってみてください。
ただタンク側のホースクランプが緩み伝って漏れているケースもよくあります。ホースクランプは種類によって増し締めしにくいタイプもありますのでご注意を。
ホースが劣化し硬くなっているようなら増し締めは余計に漏れを引き起こす場合もありますので、これもチェックしたいところです。パワステOILはATFオイルでOKです。
インテークホース 3241 1135 936 ¥5,775-(消費税込み)
ガスケット 3241 1093 596 ¥42-×2(消費税込み)
ホースクランプ 3211 1131 345 ¥231-(消費税込み)

E30 ヘッドライトの改良(光軸調節装着車)


2007年11月7日 光軸調節関連記事に書いたように、ほとんどの光軸調節機能は潰れていることでしょう。これは確か89年モデル以降のE30に標準装備だったと記憶しています。
光軸調節機能の圧が潰れても調整はLOWビーム根元の黒い所を回せばある程度出来るのですが、思うように上がらない車両もあります。
そんな時は左写真の光軸調節の機構を外して、右写真のスクリューに交換します。ヘッドライト本体を外せば後はドライバーやプライアーぐらいで交換出来ますのでお手軽です。
調整スクリュー 6312 1385 397 ¥1,428-(消費税込み)
ブラインドナット 6312 1378 369 ¥273-(消費税込み)

DME おまえもか? いきなりエンスト

写真はBMW E30 318iのエンジンコンピューターです。
かなりの距離を走行後(30kmから40km)にいきなりエンストするようでした。6ヶ月くらいBMWディラーさんに入出庫の繰り返しで治らず、BMW自己診断機でもエラーが出なかったようで、困り果てておられました。
たまたまブリーズに4気筒用のDMEが一つ在庫がありましたのでTESTをかねてお貸ししましたところ、先日ようやく解決しました。今分解してコンピューターの内部の何処が悪かったのか調べようとしている所です。私で判明するかは自信はありません・・・とりあえず虫眼鏡などでハンダをチェックかな。
分かれば嬉しいだろうななど考えながら・・・そういえば以前「ハンダを全部やり直したら治りました」ってお話をE30のお客さんから聞きました。
大変な作業だったんだろうなーきっと。

ステアリングホイールの変更

ステアリングの変更はかなり雰囲気も変わり楽しいと思います。Mテクニックは皮巻きの3本スポークが標準で装備されています。Mテク以外のE30には4本スポークのステアリングです。
交換はいたって簡単ですが、脱着時はセンターの位置が狂わないように慎重にしましょう。ポンチやタッチアップペイントなどで印を付けて行った方が手間が掛かりません。センターのBMWマーク(※注意 後期Mテクステアリングはホーンパット)を引っこ抜きます。22mmのナットが見えますので、それを緩めれば外れます。緩める時はイグニッションキーを抜いた状態で(ハンドルロックの掛かった状態)、ステアリングホイールの脱着時はイグニションキーをACC位置の状態で(ハンドルロックの外れた状態)作業します。
4本スポークからMテクニックの3本スポークへの交換はそのまま装着出来ますが、MOMOやNARDIの社外品を装着の時はステアリングボスと言う部品が必要です。ネットオークションなどでよく見かけますが、価格は新品で¥8,000-くらいだと思います。昔のMOMOとNARDIでは私の記憶では、ステアリングホイールのセンター位置が違うので、MOMOボスかNARDIボスか確認してから購入しましょう。
あと好みの問題ですが、MOMOはちょっと太い感じで、NARDIは細めです。
最近の車はエアバックが標準装備なのでステアリングホイールの変更も簡単には行きませんが、E30はそのあたり簡単に遊べますよね。
参考 規定締め付けトルク センターナット型 80Nm