”悪夢?”って書いていますが、自業自得って言う、情けないお話です。
恥ずかしい事をわざわざ書くのは、少しだけ訳がありますが、それは最後の方に書きます。
写真の奥が、前期用で、手前が後期用です。
現物を見比べれば、ちがいは歴然ですね。マウントゴム部の厚みが違います。
ベアリング部は、大きさ寸法は同じです。
事の発端は、私の”思い込み”でした。前期も後期も足回りや、この辺りは同じ物と勝手に思い込んでおりました。
何故?前期E30の事は全く知らないのに、勝手に”同じ”と思ってしまっていたのか?
以下、言い訳です。
325のカブリオレは、何台か触った事や、このプロペラシャフト部も作業した事があるのですが、同じだったのです。
最終型でも、325カブリオレは、前期BODYです。320カブリオレは前期BODYと後期BODYがあります。
これで、前期BODYの下回りは、配線や水回りは違えども、他は同じなんだと言う間違った認識が、私の中で生まれてしまったようです。(言い訳でしょ〜)
この写真の奥のセンターマウントを見た時、何を考えたかと言えば、「頼りない厚みの古い対策前のパーツが付いているんだ」と思ってしまったんです。
外す時に、マウント部からスペーサーのワッシャが出て来たので、なんだこれ?
今までこんなもの出て来た事が無かったので(後期ばかり触っていますから。)、この古いマウントには位置合わせで、スペーサーワッシャが付くんだ。。と想像。
後期用のセンターマウントは在庫しておりましたので、何の疑いも無くプロペラシャフトに装着しました。
ベアリングなどは同じですので、なんの違和感も無く組み付け出来ました。
プロペラシャフト単体が出来上がり、車両へ装着時にようやく気がついたのです。。。
「あれ?センターマウントの取り付けネジの寸法が違う。。なんで?」
慌てて、古いマウントの取り付け部の長さを見たら、微妙に長い。。
え〜と言う事は。。車台が全く違うって事だ。。が〜ん。
そうです。修理の基本がなっていません。交換時は、古いパーツと新品パーツを見比べ、間違いないかを確認する事。
だから、これは「前期は、知らない」では済まされない事です。
急いで、パーツを発注いたしましたら。。「BMW純正も社外も国内在庫有りません。」との回答でした。
今まで、E30後期で、このパーツが在庫が無いなんて、聞いた事がありません。
これが無いと車は、走れません。
私の知っている世界はとても狭いので、世の中にはきっと在庫を持っている所があるはずです。
BMWさんにバックオーダーは現在入れております(在庫にするつもり)。
でも待てない箇所でしたので、目先を変えて、探しましたところ、入手は出来ました。
ほっとはしておりますが、前期でこのパーツ番号を使っている車台のE30は、ちょっと危機感があった方が良いかも。。て、かなりお恥ずかしいお話でした。
でも、後期E30も、うかうか出来ないかもね。。