E30 55Lタンクを外してから。。


ガソリンタンクを外す前に、まずタンク内のガソリンを排出しなければなりません。
ガソリンが入ったままだと危険度が増しますし、重たいからと言う事もあります。
タンク右上のサブポンプを外しまして、その穴から自作「燃料吸い出し機(E30の外付けポンプにホースを繋いだだけの物ですが、重宝しております。)」にて排出しました。
タンクには、ドレンコックもありますので、そこから抜くのも一つの手ですが、燃料計を見ましたら、約40L以上はタンク内にある感じでしたので、上から少しづつ抜きました。
沢山入っておりますと、ドレンからでは、一気に出て来ますので、受け止める入れ物に困るからです。
20Lのガソリン携行缶がいっぱいになって、別のタンクにしこしこ排出しておりましたが。。
「ん?あれ?もう無いの?」タンクの底を覗いてみましたら。。もう入って無い。。。
ガソリンメーターも狂っていたのかな?程度で、それ以上気にしないで、タンクを外す作業に入りました。
リアマフラー、フロントマフラー、プロペラシャフトなどを外し、タンクが丸見えになり、ミッションジャッキを使い降ろしました。
ミッションジャッキから床に降ろす時。。「え?重いぞ。。まだガソリンが沢山残っているじゃん。。」タンクをひっくり返して、給油口から残りを排出しました(10L近くは出ました。恐ろしいほどの錆と異物が出て来ました。)。
タンク交換作業が終わったので、古いタンクの左右を繋ぐパイプを外してみましたら、写真の様に、錆で詰まっておりました。
E30はプロペラシャフトをまたいで、左右にタンクが分かれております。
55Lタンクは右と左のタンクに、高低差がありまして、このパイプが梯となって、左から右に流れ込みます。
このパイプが詰まって、閉まっているんです。。「時々エンジンが息継ぎをする時がある。。」とお客さんが言っておられた原因の”一つ”かもしれません。
錆は、ほんといろんな所に蓄積しまして、いたずらをしますね。
いたずらと言えば。。。長くなるので、止めておきます。
「春風のいたずら / 山口百恵」