BMW E30 水難

「こないだ、ドアロック直したばっかりやのに。。」確かに。。なおした記憶。。どんな修理やったかなぁ〜?最近事細かくは覚えておりません。。おんなし形の車ばっかりやし、みんな故障するとこおんなしやし。。と言い訳を私はするのですが。。そうそう。。お客さんも記憶が曖昧?な方が多々?おられてね。。あぶないあぶない。。

思い出すと、新鮮な空気が流れるし、脳がスカッと気持ち良いので、少し忘れるくらいが、ちょうどええんです。

前回は運転席のドアアクチュエーターの故障でした。さてさて。。今回は同じ箇所か?別の箇所か?

「ん?こないだって?いつでした?」「2年くらい前かな。。」「そんなんこないだ言いまへん。」と今日の楽しい会話をしながら。。

楽しく会話していてもお金は儲かりまへん。。ので、真面目に作業することにしました。お客さんはエンジンルームのヒューズまでは見て下さっているとの事。それでもしつこくきただは、全てのヒューズの導通を点検します。お客さんの視線が刺さります。「見たゆうてんのに。。」刺さりますが、全て調べます。ヒューズOK。ドア左右トランクに鍵を刺して、回して。動く気もありません。

それでは。。運転席側のスピーカーを外して、クラッシュセンサーを取り出して見ることにしましょう。中を開けると。。温度ヒューズが離れていて、ドアロック停止状態に。温度ヒューズは、どこかに異常な事が起こって、熱を持って。。温度ヒューズのハンダが離れる仕組みです。温度が異常に上がってなるのですから。。どこかにその原因があるので、それを探らなければなりません。。お。。これは、いつ終わるか分かんないね。。クラッシュセンサーのふたを開ける時、ちょっと汚れ方が気にはなった。。なんか変。。基盤を裏返して。。

おーまいご・・これは、お水の仕業だ。

よ〜くあけた蓋などを見てみると。。ちょっと水が残っていました。どこからか?スピーカー周りは濡れていなかったのは、多分もう乾いたのかな。。一番怪しいなぁ〜と思うのは、ドアと車台の間のハーネスのブーツ。BMW E30のここ大事なとこです。結構ブーツめくれていたりして、集中ハーネス錆びてるとかあります。今回はそう違和感はありませんでしたが、清掃してブーツ入れ直しておきましたが、しっかり感はなかったので、少し防水のおまじないをして、終了としました。

クラッシュセンサーは交換しました。今回のように、原因がすぐ見つかるのは、稀です。E30のドアロック修理で、何度ツボに入ったことか。。昔のように、簡単な修理は少なくなってきています。