お馴染み?BMW E30のドアロック部のグロメット交換であります。
今回はBMW E30前期4ドアの右フロントドアであります。
インナーレバーの遊び&ロックノブの遊びが多いので、お仕事頂きました。
実は。。こんな事している場合じゃない?ドアロック修理がこのE30であるんですが。。
それの方が。。厄介。。だと思っているので、先にグロメット交換だけ済まそうと。。焦ってはいませんでしたが、失敗?が起こりました。
言い訳から入りますが。。
既にグロメットは完全に無くなっていまして、カチャカチャ音が出ている状態でした。
ドアロック部を全部外に出して作業するのですが。。リンクが外に出す時に2個外れちゃいました。
げっ。。方向とか位置とか色々あるので。。ちょいと傷心。
まあ。。どうにかなるんですが、これだろうと(無い頭で一応計算しています。)組んでドアに入れたら。。
あ〜。。ロックノブリンク反対だ〜と、判明し再度取り出して取り付け。
このブッシュを全て交換すると、ドアを閉める時の音良くなります。
ばっしゃ〜んが、バムっに変わります。
リンクが遊ばないので高級感溢れる?音になります。
と言うか。。戻るが正しいですね。
このグロメット交換は、パワーウインドのレギュレータの種類で作業時間変わります。
いっちゃんやり易いのが、前期2ドアでありまして、後期4ドアがいっちゃんやり難いです。
なんどもブログで書いているので、此処は省略します。
ここからが。。大変?なんです。
グロメット交換でつまずいている場合じゃないんでした。
運転席側のキーシリンダーから鍵でロックすると。。たまに?全てのドアが開かなくなる。。のであります。
残念ながら。。症状は来られた時に見たきりで。。お客さんが言う症状が確認できない。。
でも助手席のロックノブが室内から動かず、センターコンソールをまたがないと外に出られないのも確認していました。
ドアロックアクチュエーターか?ドアロックリレー(クラッシュセンサー)かな〜とか。。思っていました。
色々症状が出るように、試していて気が付きました。
45度の電気式ロックが掛かっているようで、実は90度セキュリティロックが掛かっているんじゃ〜ないかなぁ〜と。。
キーシリンダーの側のマイクロスイッチなど点検し、アクチュエーターも今は綺麗に動く。。
でもキーでロックしたら。。助手席側のキーシリンダーが動かなくなる。。
おっ。ヒントが出ました。
やっぱそうだ。。これは。。キーシリンダーがきっとおかしいんだ。。
シリンダーを観察すると。。クラックを発見しました。
負担が掛かってるんだろうな〜と、取り置きの中古と交換し、組み付けて、車両に組み込みました。
BMW E30のキーシリンダー、特に4ドアの運転席側組み込みちょっと狭いので、面倒です。
作業灯の光も十分届かないので、手探りで凹凸感触で組み込みます。
。。だめでした。症状変りません。
でも。。絶対?45度ロックが上手いこと作動してないから。。と言う確信の元、再度キーシリンダーを外して、確認する事にしました。
結果、観察漏れです。
キーシリンダーバラして組み込み単体でテストしても、ちょっと違和感があったのを中古部品だから仕方ないか〜と組み付けたのが間違いでした。
シリンダーの先っちょが摩耗していました。
こら。。あかんわ。。シャフト部を交換する事に。
キーのチップなど入れ替え、組み直しますと。。
お、しっかりした感触が戻りました。
観察漏れによって。。二度手間になってしまい、自分が情けないの一言で傷心の連続のドア修理でした。
しかし。。ドアと言えば、先日の“Knockin’on Heaven’s Door”。
ロックやフォークの歌詞で、確かに”扉”と言う言葉が使われている様な気がします。
「THROUGH THE BROKEN DOOR〜壊れた扉から〜」
尾崎豊3枚目のアルバムです。
尾崎くん10代最後のアルバムであります。
あ、LIVEアルバム「LAST TEENAGE APPEARANCE」もありますが、スタジオ録音では、10代最後です。
私は1stアルバム「17歳の地図」のまだ幼い声と、心から絞り出した様な歌詞が好きです。
2nd、3rdアルバムになって行くと歌詞の変化が感じ取れます。
内から、外に向かって行く様な。。
3rdアルバム「THROUGH THE BROKEN DOOR〜壊れた扉から〜」では「Freeze Moon」が好きですが、一番好きなのは、「米軍キャンプ」。
この歌のラスト近くで鳴る打音(ドラムスティック?)で、夢から?目が覚め、鳥肌が立ちます。
切ないおうたです。
そうそう。。
先日TVで、尾崎くんの息子さんが「I LOVE YOU」を歌っていました。
世間では色々言われて。。
でもあの声、尾崎豊の声を思いださせてくれました。
私は、息子さんにありがとうと言いたいです。