BMW E30 スポーツシートのガタのいろいろ


E30でシートのガタは結構多く、長く乗って行くには、どうしても治しておきたい所の一つであります。
何故なら、シートと言う物は車を乗る以上、ずっと体にくっついていて、ここに違和感があると、その車さえ嫌いになってしまいそうな箇所、と私は思っているからであります。
正直私は車を好きになる基準の一つは、シートであります。
スカイラインのR32 GT-Rを好きになったのは、シートが一番良かった。。速くて、コーナーリングも良かったけど、そこは当たり前くらいにしか思いませんでした。
気に入らないなら、レカロに入れ替えれば良い?なんて話を聞きますが、そこは車の設計制作側の話ではないので、論外に思っております。
E30スポーツシートなどで、一番多いガタの出る原因箇所は、あのネジです。
シートバックを片側1本の細いボルトで支えているだけですから、ちょっと無理が掛かってしまいます。
大抵ガタのあるものは、そこを締め付ければ、消えてくれますが、放置していますと以前ブログで書いた様に、致命的破損も起こってしまいます。
今回は右シート左側にかなり大きなガタが発生しておりまして、「これはあのネジだけでは無い感じ。。」と言うのが、ありまして分解する事になりました。
分解しまして、まずあのネジを点検しましたが、大きな緩みは無く、シートバックを外しまして、シートダンパーなどのチェックであります。
ダンパーは完全にへたっておりまして手で力を入れますと、ガタが確認出来ました。
在庫のダンパーと交換し、再度ガタをチェック。。かなりガタは無くなりまして、シートバックを組み付け、単体でチェックし、「いけそう。。」な感じがあり、車台に載せました。
シートに体をゆだねまして、左右に振れば。。う〜ん。。まだガタがあります。。
もう一度、一からやり直しであります。。
シート単体では、そうガタは無い様に思われましたが、車台に付け体重を完全に掛けるとダメ。
結局すったもんだで、シートメカニズム左側を交換し、ガタは完全に無くなりました。
う〜ん。。いろいろありますね〜たまたま暇な時にパーツ取りをしていたのが役に立ちました。
補充しておかなければ、なりませんね。。
「涙から明日へ / 堺正章&天地真理」